治療教育という道 その二十四 2024年1月22日

『何度行っても同じ道』
 
この話が、幼い私の精神形成の根幹になったこと
そしてこの物語体験を通して
「世の中に目に見えないものが厳然と存在していて、それこそが実生活に欠かせない大切なものである」
と学んだこと …続きを読む

治療教育という道 その二十三 2023年10月15日

今回は、前回に引き続き、戯曲『何処へ行っても同じ駐車場』の成立過程について掲載する予定であったが、以前から小野寺隆所長の準備していた小文をご紹介しよう …続きを読む

治療教育という道 その二十二 2023年10月4日

子どもたちの藝術的創造的自由は完全に保障されつつも、彼らにおもねることのない治療教育 …続きを読む

治療教育という道 その二十一 2023年8月31日

一九九〇年代に私はドイツ北部の治療教育施設に数ヶ月、言語教師として勤めたことがある …続きを読む

治療教育という道 その二十 2023年7月26日

〜『ガラス玉演戯』とは〜 …続きを読む

治療教育という道 その十九 2023年7月8日

黒川五郎教授による示唆
《医療機関とは違う、むしろ教育機関に近い、それぞれの個性や才能を開花させ援助していくという方向の、新しい学校でも病院でもないような施設を建設する必要性》
このテーマについて、考えてみよう …続きを読む

治療教育という道 その十八 2023年6月17日

今回は新しい施設建設の必要性について語る予定であったが、黒川教授より、前回までのテーマについての更なる考察をいただいたので、急遽予告変更して、掲載しよう …続きを読む

治療教育という道 その十七 2023年6月11日

次は黒川教授による哲学的文章を受けて川手の書いたものである …続きを読む

治療教育という道 その十六 2023年5月20日

前回の問題提起に対して、優れて鋭く哲学的な文章が黒川教授から送られてきた
…続きを読む

治療教育という道 その十五 2023年5月5日

この度はパイデイアに関連するも、その伝統に沿ったものではない、子どもの観察についての明らかに誤った理解について、黒川五郎教授と話し合いたい
昨今に於ける、そのひとつの例がギフテッドチャイルド/Gifted Childであるが、加えてもうひとつ、境界知能或いはグレーゾーンについても合わせて、往復書簡の形を とって考察していきたいと思う …続きを読む

治療教育という道 その十四 2023年4月18日

今回ご紹介するのは、2023年3月13日にオンラインで行なわれた黒川五郎・川手鷹彦の対談記録である(対談のテーマについては、本コラムその十二で予告してある) …続きを読む

治療教育という道 その十三 2023年4月4日

古代ギリシア以来の教育理念パイデイアについては、黒川五郎教授との一回の遣り取りで区切りをつける予定であったが、前回ご紹介した黒川教授よりの返信内容が余りにも触発的であった故、もう一往復させたいと思い、以下の問いかけをした …続きを読む

治療教育という道 その十二 2023年3月13日

これより数回に亘り、岩間浩先生よりのお便りをきっかけに始まった、黒川五郎教授との遣り取りを掲載していきたいと思う
先ずは、川手から黒川へ宛てたメールからご紹介しよう …続きを読む

治療教育という道 その十一 2023年2月24日

前三回の岩間浩先生との記事について、先生のご紹介者である黒川五郎教授から、以下の通り貴重な御感想をいただいた
尚、口述筆記は、一般財団法人《花の家》スタッフによる …続きを読む

治療教育という道 その十 2023年2月8日

さて、前回掲載された岩間浩先生ご論考『芸術教育について切に思うこと』についての質疑応答は以下の通り
因みに応答者が岩間先生、質問者は川手である …続きを読む

治療教育という道 その九 2023年1月26日

前回ご紹介したように、本邦教育学・教育哲学界の大家、岩間浩先生の最新の文章を掲載する
本コラムとしては大変に光栄なことであり、読者のみなさんには、是非以下の大作をご満喫いただきたい …続きを読む

治療教育という道 その八 2023年1月15日

数年前、目黒の小さな公演会場に、懇意にさせていただいている黒川五郎教授が、ひとりの紳士を伴って現われた …続きを読む

治療教育という道 その七 2022年12月25日

「ごっこ遊び」と子どもの意志の働き

前回、小野寺隆所長よりご指摘のあった上記の件について、少しく言及しよう

先ず、言語藝術を人類意識の発展史の流れで見ていくと、神話・伝説の系譜として「叙事詩」が生まれ、そこから儀礼として観客としての民草の心に訴えて浄化する「演劇」(その多くは舞踊劇の形式であった)へと発展、そして未来への想いを綴る「抒情詩」に結晶する …続きを読む

治療教育という道 その六 2022年12月15日

かつて、休日の診療所を開放して、 子どもらのためのプログラムを実施していた時期がある。
日曜日の演劇塾やお話の会に来ていた自閉症の子どもたちは 可愛いらしかった。
芸術によってこそ、神経系の不具合が調整できる と言う川手氏の年来の主張が 毎回明かされて
いくことを実感できたのは 私だけではなかったと思う。 …続きを読む

治療教育という道 その五 2022年12月1日

以下は、私たちが長年に亘って関わっている、自閉症男児についての報告文書より、公開可能な部分を抜粋修正したものである
ケーススタディ/事例研究のひとつとしてこの場に取り上げることとした

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治療教育という道 その四 2022年11月20日

「自閉症」の本質

〜全ての自閉症児に共通する特徴は…

 

イギリスの児童精神科医ローナ・ウィング/ Lorna Wing(1928-2014、実娘が自閉症、自閉症研究に優れ、1981年の論文『アスペルガー症候群:臨床報告/Asperger’s Syndrome: a Clinical Account』はハンス・アスペルガーの研究・業績を広く知らしめ、医療術語「アスペルガー症候群」を発案した)が提示したものを基にして、自閉症スペクトラムの子どもらは、下記のような類型に分けられる。(類型名はローナ・ウィング他、説明文は筆者)

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治療教育という道 その三 2022年11月10日

自閉症、発達障害、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム、高機能自閉症、等々、様々な名称が、様々な経緯で使われる
現在、一般的に使用されるのは、アメリカ精神医学会によって2013年に出版された精神障害の診断と統計マニュアル DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth)
による定義であり、そこでは「自閉症スペクトラム障害(ASD;Autism Spectrum Disorder)」とされている
ところが、これらの名称は、いずれも便宜上の分類で、自閉症児、或いは自閉症者全てを抱合しきれてはいないし、その本質にまで届いているとは言えない

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治療教育という道 その二 2022年10月30日

「治療教育という道」の第二回目です
ネット社会となった今日、私たちは多くの情報に到達し
また触れることができるようになりました
「自閉症」に関しても様々な情報が出回っておりますが
それらは玉石混交で、必ずしも「自閉症」についての
正しい知識の得られるものとは限りません

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治療教育という道 2022年10月21日

みなさん、こんにちは
屋我地診療所所長を勤めております
小野寺隆です
診療所のホームページを2016年に開設しましたが
これまでは必要最低限の情報を掲載するにとどまっており
私どもの診療内容についてのご報告
また診療所で行われている
治療教育外来などに関する発信はしておりませんでした

これからは必要に応じて報告・発信等していきたいと
思いますので
是非共、ご協力ご支援お願いいたします

病こそ 生きる証しと 闇に月

2022年10月21日

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